皆様こんにちは!ばるとーくです!
実は私,1年前の今日,気胸にて初めて手術を受けました.
そこで,今回は,気胸になったらどうなるのか,初めての手術の時の心情はどうだったのか,1年暮らしてどうだったのか...などについて語っていこうと思います!
※地味に「ばるとーくの日常」カテゴリ初の記事ですねぇ〜
なお,参考サイトなどにはいくつか実際の手術風景や患部が写っているものがあります.
参考サイト閲覧の際には十分ご注意ください(苦手な方は特に)
始めに:気胸ってなんぞ?
これから気胸の話をしていくわけですけど,そもそも皆様,こう思われたかもしれません.
「そもそも気胸ってどんな病気なん?」と.
というわけで,まずそこからお話ししていければなぁと思います!
※「すでに知ってる!」とか「興味ねぇよ!」って人は飛ばしてね〜
気胸とは,なんらかの原因により肺に穴が開き,肺から空気が漏れることにより生じる病気です.
その様子は「タイヤがパンクする」ことから,「肺のパンク」とも例えられることがあります.
多くは,肺の表面に「嚢胞(ブラ)」が生じ,これが破けることが原因で起こりますが,ブラが生じる原因やブラが破ける原因は未だ解明されていません...
統計として,痩せ型で背の高い若年男性,あるいは,60歳以上の喫煙者の罹患率が高いようです.
症状としては「急な胸の痛み,息苦しさ,咳」があります.
治療法としては軽い方から順に以下のものがありますね.
- 安静にして様子を見る
- 針で空気を抜く(脱気)
- 胸に「胸腔ドレーン」というチューブを入れて中に溜まった空気を抜く(これを「胸腔ドレナージ」と言います)
- 手術
※詳しい話はまた後ほど...
また,気胸の厄介な点として,「手術以外の再発率が高い」ことが挙げられます.
私が当時の担当の先生から聞いた話ですが,手術を受ければ再発率が1割程度である一方,そうでない場合は再発率が3〜5割もあるようで,2回目以降の罹患者の再発率は9割もあるようです.
そこで,以下に該当するような人は,手術を選択することになるようです.
- 気漏れがなかなか止まらない場合
- 自然気胸が2回以上再発している場合
- 気胸の再発をなるべく避けたい場合
もちろん,通常の体力がある若い人ならば手術を受けることができるでしょうが,持病などにより全身の状態が良くないため,全身麻酔がかけられない方もおるわけです.
そういう人には「胸膜癒着療法」という治療を選択する事があるようです.これは,薬剤をドレーンを通して胸の中に入れ,強い炎症によって肺と胸壁をくっつけて穴をふさぐ治療方法です.
(これは受けていないためここに記載しておきますね)
1 2
気胸1回目の発症
発症
実は,1回目の発症は高校2年の頃でした.
「実は」ってつけている通り,当時は気胸だなんて思ってませんでした.
状況としては2限を受けている最中でしょうか.突然,左胸に強い痛みが生じました.
我慢強いので耐えていたのは覚えていましたが,机の上に突っ伏してないと苦しかったのを覚えています.
早退はしなかったんですけど(なんでや),帰宅後病院に行くことを決意しました.
治療
というわけで病院へ.親はこの時用事でいなかったので自分で自転車に乗り行かなければなりません.
そもそも,自転車で高校へ行っているんですから,帰りも自転車なわけです.
はい.想像して貰えばいいのですが,めっちゃきつかったです...
で,病院です.近くの循環器・呼吸器内科へ行きました.
自分は最初,心臓かなぁ〜?と思っていました(左胸だったし)
レントゲン,採血,心電図の検査を受けましたが,なんと,特に異常が見当たらなかったようで,何もなく返されました.
帰りも歩きだったので十分苦しかったですが,少しマシになっていたような気がします.
次の日,痛みも何もなくなっていたので,何事もなく学校に行きましたね...
気胸2回目の発症
発症
それから約3年後(かな?)
時は大学2年の8月頭.ちょうど誕生日を迎えた後といったころでした.
塾講師のバイトをしているわけでして,昼から晩まで働いていた日です.
終わりがけの頃ですかね?急に左胸のあたりが痛みだしました.
息苦しさはなかったし,普通に授業はできていたのですが,相当な痛みだったと記憶しています.
電車を用いて1時間のところで働いているため,電車内ではなるべく楽な体制で帰ることにいたしました.
治療
翌日,病院へ.同じく循環器・呼吸器内科へ行きましたが,今回は1回目の時とは違う病院へ行きました.
まあ,この間に新しく近くにできていたというのが大きいですね.
受けた検査はレントゲン,心電図,SpO2(酸素ヘモグロビン量を割合で測る検査)でしたね.
この時も,私は心臓系の疾患だと思っていました.
しかし,診断結果は「自然気胸」でした.
気胸にも種類があり,私のように「特に理由もなく突然起こった気胸」が「自然気胸」となるわけです.
ここの先生はとても親切で,レントゲンの画像をすっごく丁寧に見てくださり,すっごく丁寧に説明してくださりました.
前章の説明に参考文献をつけておりまして,そこのサイト(2)に気胸の人のレントゲン写真があります.
抵抗がない方は見ていただければと思いますが,本当に見分けつかないんですよ.
今回私は軽度でしたが,症状が軽ければ軽いほど本当に見分けがつかないなぁと思いましたね.
これとか3も見てみてほしいですが,本当に見えません...
で,治療法としては,軽度気胸だったので「数日自宅で安静にすること」が求められました.
もちろんバイトも全部休ませてもらって,1週間くらい安静にしていました.
その間にも2回病院に行き,レントゲンを撮りつつ,なんとか治りました.
※ちなみにこれのせいでせっかく取った万博の予約がぽしゃになってしまったのは内緒だぞっ!()
気胸3回目の発症
発症
え,3回目?って思ったでしょう?そうです.
それから1ヶ月も立たず,9月の頭,夜中に起こりました.
バイト帰りで風呂から出た後,急に痛みが...
前回の気胸から間もなかったこともあり,再発したことを私は一瞬で悟りました.
なんとか安静にしようと,そのままベッドへ.
しかし午前診にはいけず(寝坊したから?)午後診で病院へ行きました.
検査はまあレントゲンですね.
結果はやはり「自然気胸」だったのですが,今度は高度気胸,つまり,肺がめちゃくちゃ萎んでいました.
ほんと,参考文献2と同じような,握り拳程度の大きさまで萎んでいました.
ということで急遽,総合病院へ駆け込むことになりました.
総合病院へ
午後診での総合病院行きとなったことで,すでに正面入り口は閉まっていました.
何せついた頃には17:00をすぎていましたから.
というわけで,夜間入り口から入ることとなりました.
1〜2時間は待ったでしょうか.ついに私の番がやってきました.
紹介状を急ぎ書いていただき,レントゲン写真もつけてくださいましたから,気胸であることはこちらの先生にも伝わっていました.
この時私が受けることになった治療は「胸腔ドレナージ」という治療です.
「胸腔ドレナージ」ってどんな治療?
じゃあこの「胸腔ドレナージ」ってなんぞ?ってことですが,端的にいうと「管を入れて,肺の外に漏れてしまった空気を外に出す」治療です.
肺の外部(「胸腔」といいます)に空気が漏れたままの状態だと,胸腔内圧が高くなってしまい,肺が膨らむことができません.
そこで,このドレーンと言われる細いカテーテルを胸腔内に挿入し,中に溜まった空気を抜く措置を行うわけです.
しかも,そのままではダメで,胸腔は空気を排出して低圧(「陰圧」と呼びます)となるわけです.すると,ドレーンから空気が逆流してしまいます.
これを防ぐために,「吸引」という作業を行います.これは,ドレーンに陰圧をかけて,排出したい空気が逆流しないようにする処置です.
もちろん,今回は気胸なので「排気」を目的としていますが,中には手術や事故などにより,血液や水などの「液体」が溜まることもあります.
これも当然,前述した通りよろしくないため,「排液」目的で使われることもあるようです.
4
ドレーン留置
と,いうわけで胸腔ドレナージを受けることになったわけですが,体内にカテーテルを入れるということは当然メスが入るということ.
私すっごいチキンなので,ビビり散らかしていたのを覚えています(笑).
処置のためベッドへ案内され,寝転んでいましたが,心拍数が常に120程度を維持していたのを覚えています...
当然,部分麻酔を行うわけですけど,やっぱ未知って怖いんだなぁと思いましたね.
担当の先生は「これ大丈夫〜?」って聞くわけですね.
私が軽く「あぁ〜!?!?」って声を上げた時にはもう切開は終わっていました.釣られて抜けた声が出ました.
切開に必要なのが確か数ミリでしたから,なるほどと.
一番痛いのはドレーンの管を入れる時ですね.結構押されている感覚がしました.
そして,ドレナージを受ける=入院ですから,即入院が決定しました.この時おそらく22時はとっくに過ぎていたと記憶しています.
私がドレーン留置を受けている間,母は慣れない入院手続きを行なってくれていました(本当に感謝です).
おそらく父とLINEでやり取りをしながら書いていたとは思われますが...
入院生活
そして長〜いなが〜い入院生活の始まりです.
胸腔ドレナージの治療は簡単です.「空気が全部抜けて,肺が膨らみきったら退院」.たったこれだけです.普通なら1週間もせずに退院していくようです.
1日のルーティーンは決まりきっていて,私の記憶の限り書き下してみますね.
一部,病院の公式サイトを見て書きますが,こちらに関しては居住地バレを防ぐため参考文献として提示するのは控えさせていただきますのであしからず...
※流石に「兵庫県の播磨地域に住んでいる」以上のことは言えません...
まずは6時に起床,朝の回診が回ってきます.その後8時くらいに朝食です.
9時になると,レントゲンを撮るように言われるので外来フロアへ行きます.
それから30分も立たずして,先生がやってきます.レントゲンを見たところの所感であったり,ドレーンからの空気漏れがなくなったかどうか(=肺の穴が塞ったか)を確認します.
私の場合は呼吸器内科にお世話になっていましたが,気胸に関しては呼吸器外科の先生方とも連携していくとのことで,先生とのお話は2回(もしくはこの両者が同時に来て1回だけ)あります.
あとはひたすら暇です.Switch2を持ってきてもらえばよかったなぁ〜との後悔を持ちつつ,ずっとYoutubeを見ていました.
寝ていることができず,日中は結構座っていましたね.
そして12時に昼食,18時に夕食で,消灯は22時です.
私家のベッド以外では寝つきが悪く(実際ホテルとかでもそうなんですけど),イヤホンをはめて曲を流しつつなんとか寝ていました.
ドレーンを入れている部分はテープなどでしっかり固定されていたわけですが,当然その状態ではシャワーは浴びれないので,体は拭いていたものの,6日目になると流石に痒くなってきたんですよね...
ドレーンの周り痒くなったらもう終わりなんですけども...
手術
入院生活4日目,金曜日のことです.珍しく,昼間に「CTを撮りに行け」という指示があり,CTを撮りました.
この時,私は内心期待していました.「治ったのか?」と.
確かに空気の出は減っていましたから,期待を膨らませていました.
しかし,その4日後,その期待は打ち砕かれることになります.
入院から丁度1週間がたった日のことです.朝起きたら,私の管轄が「呼吸器内科」から「呼吸器外科」に変わったことに気づきました.
※この病院はそういう部分はすべて液晶になっているのでこの目で見ました
その瞬間,私は悟りました.「あぁ,これは手術だなぁ」と.
それからというもの,私は1日ビビりっぱなしで,朝食と昼食はまともに喉を通りませんでした...(きもったまが!小さい!)
そもそもドレーン留置の時点でビビってたんだから,手術なら尚更ビビらないわけがないんだよなぁ〜
一応前日に話があるとのことで,両親を病院に呼ぶべく連絡はしていましたが,その時はまだ「対応協議中」と言われたのでまだ希望を残していました.
ですが,久々に親とも会って(この日までコロナ関係のせいで面会できなかった),エールももらいましたし,覚悟を決めることにいたしました.
私だって日本男児ですからね!腹を括りました!そしたら夕食は難なく食べることができましたねっ!
手術はその次の日の14時...っだったのですが,前の手術が長引いたようで,1〜2時間遅れて,やっと私の番がやってきました.
病棟の看護師さんと,歩いて手術室まで向かったのを覚えています.
手術の手法は「胸腔鏡下肺切除術」と言われるものです.
ちょっと説明がややこしいので,気になる方は調べてみてください.
いくつか参考サイトを貼っておきます(が,実際の手術風景や患部が写っているため閲覧注意とだけ言っておきます).
(東京女子医科大学の「肺がん」に関する記事)

(浜松医療センター<唯一画像なし>)

(胸腔鏡手術の実際<動画>)
その後は1日でドレーンが抜けました.ということは,翌日退院です.
その日の午前中は術後のリハビリを受け,午後にドレーンを抜きました.
ドレーンを抜く時もまた試練で,切開部を縫合するまで息を止めねばならず,しかも抜く時それなりに痛いんですよね.
簡易ベッドのパイプを握りしめながら耐えましたね...
入院期間は脅威の10日,費用は3割負担で10万円オーバーです...
※このときは本当に国民皆保険制度への感謝を感じるなぁ,と今思います.
帰ってからすぐ,保険会社に連絡を入れました.入院と手術の見舞金を請求したわけですね.
退院後
そこからというもの,縫合痕が完全に結着するまで,約2週間に1度病院へ赴きます.この時にはすでに後期授業が始まっていましたから,その度に遅刻しながら,できるだけ早い時間に診察してもらえるように行きました.
外来の診察は8時45分からですが,それより前に採血と胸部レントゲンの検査を受けなければなりませんから,8時の受付開始前には列に並んでおかなければなりません.
私は7時45分くらいには病院に着くようにしていましたね.
結果的に2ヶ月で傷が塞がったため,これにて完治となりました.
その後 〜1年間暮らした感想〜
その後ですが,奇跡的に再発せず1年間暮らすことができています.
ただ,やはり体力は如実に落ちましたね...
自転車ですら非常にキツかったです...
※8日もベッド安置だったらそりゃそうなるわ
1ヶ月くらいしたら戻ったかな?という感じです.
次,患部ですが,現在はこのようになっています(血などはついていませんが一応閲覧注意です)
現在の患部

この痕はほぼ一生残り続けるとのことで,私がこのことを忘れる日はないでしょう.
しかもこれ,夏になるとめっちゃかゆいんすよ!ていうか夏でなくてもめちゃかゆいの!
でも掻きづらいじゃんここさぁ!どうすればいいんでしょうかねぇ?
今年の夏マジでやばかったです...かぶれ防止の薬でなんとか抑えましたが
終わりに
というわけで,今回は初めてばるとーくの内面を映し出してみました.
まだ気胸になったことない方(特に男性)や,気胸になってしまった方は,「そう言えば角帽被った男がこんなこと言ってたなぁ〜」くらいで参考にしていただければと思います!
これ以外にも,様々な記事を書いております!基本プログラミングコンテストの振り返りばっかりですが,お時間ある方は見ていってくださるとありがたいです!
また,「リンク集」からいろんなサイトを覗いてみたり,「作品集」から今まで私が作ったものどもを使ってみるのも一手ですね!
もしよろしければ,この記事,あるいはXにてコメントいただけると嬉しいです!
それではまたの記事でお会いしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!


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